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アニメ漫画など妄想・趣味など炸裂してしまう予定のページになります 小説イラストなどいろいろupしていく予定です ※以下のようなことが含まれる予定なので嫌な方は見ないでください(^_^;) ※BL、GL、二次創作的なものが苦手な人、またはこれらが良く分からない人はここから退避して下さい。責任はとれませんので… おkって人はこんなページですが楽しんでいってください(^o^)丿
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最近小説を書いているのですがなかなか完成せず…むつかしい(-_-;)

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◆黄黒小説になります。記念すべきブログの初投稿です。
ふたりは付き合っている前提で話が進んでいます。
付き合い始めてそんなに経っていない頃って感じです。

僕のひだまり

「黒子っちーひどいっスよ。なんで無視するんスか~」
下を向き、すたすたと通り過ぎていく黒子。
「おい、黒子。何があったんだ?」
「…しりませんよ。そんなこと」
ここは誠凛高校の校門のすぐ前。黒子と火神は部活を終え、いつも通り帰ろうとしていたのだが、金髪シャラ男が校門で待っており、黒子を見るやわんこのごとく飛びついてきたのだった。黒子にはがん無視されたが…。

ことの発端は先日のクリスマス。黒子はひとり川のそばのイルミネーションのきれいな川辺で黄瀬を待っていた。
(黄瀬君遅いですね…撮影があるとかで遅くなるかもとは言ってましたが…)
待ち合わせの時間はとっくに過ぎている。先ほどからカップルが何組も通り過ぎており、日もすっかり暮れ身体もすっかり冷めきってしまっていた。
(早く来ないですかねーさすがにこれ以上はミスディレクションしたくなる寒さです…)
頭の中でそんなことを考えながらも、黒子はこの日を楽しみにしていた。何といってもクリスマス。日ごろマジバで逢ったりはしていたものの、二人で逢う機会はあまりないのだ。人の流れが一段と増えてきたそんなとき、黄瀬はやってきた。人ごみにまぎれても彼はすぐわかる人目を引く長身、金髪、ルックス、黒子は声をかけようと呼び掛けた。
「黄瀬く…」
最後まで言わずに言葉に詰まった。黄瀬はきれいな女性と笑いながら歩いていたからだ。長身で黒のドレスを着こなしている。
(お似合いじゃないですか)
黒子は向きを変え、川辺の木の陰になる場所に行き、黄瀬にメールをして、自宅に帰った。
“用事が出来たので帰ります”
黄瀬はメールを見ながら、撮影の疲れもありぼんやりしていた。
(黒子っち…何かあったのかな?)
「なになに帰っちゃったの~?見られなくて残念~あんたの特別な人」
「は~なんで仕事終わってまであなたと付き合わなくちゃいけないんスか。ってかその前に勝手に画面覗かないでくれません?」
「同じ事務所の先輩に向かってその言い方~?」
「…公私混同っスよ。先輩。」
「黄瀬が何度も聞かせるからでしょう?一度逢ってみたいと思うわよ。」
この女性は黄瀬の先輩にあたり、何かと黄瀬から黒子のことを聞かされていたので、逢うならと撮影後ついてきたのである。
「まっいいか…帰っちゃったことだし、気をつけて帰りなよ。」
「先輩のほうこそ」
手を軽く振り、別れた。
黒子に電話をかける。プルルルルル…「ただいま留守にしています。御用の方はお名前と…ry」
「留守電?!俺なにかしたっスか?!あきらかに拒否られてる感が…」
それから何度かメールも入れたが、黒子からの返事はなかった。

…そうして、思い当たる節がない黄瀬は、こうして高校の門の前で待っていたわけで、今に至る。
「黄瀬、何かあったんなら誤ったほうがいいと思うぞ。黒子は意外と頑固だからな。一度ああなると」
「火神っちまで~あーもう何が悪かったっスか」
「いや、俺に聞かれても困る」
(言ってくれなきゃ分からないっスよ…黒子っち)
二人で話している間に黒子は歩くペースを一段と上げ、いつの間にか二人の視界から消えていた。
(何をやってるんでしょう僕は)
クリスマスのあの日から黄瀬とは口をきいておらず、無視を続けている。
(いつまでもこうしていても仕方がありませんし…)
家に帰り、いつも通り夕食を食べ、風呂に入り一人黒子は悶々としていた。
“ピンポーン”
(こんな時間に…父さんでしょうか)
「はい、どなたですか?」
「黒子っちスか?黄瀬っス。」
「ただいま留守にしておりますので…」
「黒子っち…俺、出てくるまでずっと待ってるっスから。」
「……………」
こうなったら意地でも、出てくるまで待っている黄瀬の性格を黒子は知っている。ため息をつきながら、服をパジャマから冬物の洋服に着替えて玄関に出た。
「黒子っちー!!」
「ここで、話されるのも近所迷惑なので公園に行きませんか。」
「ひどっ。まっ黒子っちのいうところだったらどこでもいいっスけど。」
黒子が前を歩き、黄瀬が後ろを歩く形で公園に向かった。街路樹は風に揺れ、人気のない道に二人の足音が響く。
公園につくと少し経って黄瀬から黒子に話しかけてきた。
「なんで無視するっスか?俺なんかしたっスか?」
ぶちっと黒子の頭の中で何かが切れる音がした。
「クリスマスの日きれいな女の人と一緒にいましたよね?きちんとした相手がいるんだったらそういえばいいのに…
なんでわざわざ僕とその日に約束したんですか?見せつけですか、だったら…ぶっ。」
黒子が一気にまくしたてていると、黄瀬が黒子を抱きしめ言葉は途中で遮られた。
「原因はそれだったんっスか。でも…うれしいっス。」
「(ぶちっ)真面目に話をしているんですがっ」
「だって、嫉妬してくれているんスよね?うれしすぎるっス。」
「誰が嫉妬なんか…僕はただ黄瀬君がほかの人といて、もやっときただけで!」
「分かったから黒子っち、そういうのを嫉妬っていうんスよ。あの人は撮影で俺が黒子っちと逢うって話したら一目見たいって着いてきただけで…だから彼女でも何でもなくてただの仕事場の先輩っス。」
「えっ…そうだったん…ですか。すみません、黄瀬君は人気者だから仕方がないってわかってはいるんですが。黄瀬君に何を言われても確信が持てません。」
「黒子っち…」
黄瀬が一段と黒子を抱く力を強める。
「俺がこうしているのも、平日に家に来たのも、こうして話しているのも全部黒子っちのことが好きだからっすよ。黒子っちはいつも考えていることを話してくれないんで、俺だって不安になるんスよ!」
「…考えていること話したら君は僕を嫌いになりますよ。今日だって僕の勘違いで…」
「いや、俺が勘違いさせるようなことしたのがそもそも悪いんで黒子っちが気にすることはないっスよ。むしろ謝るのは俺で…不安にさせてごめんっス。」
「でも…また僕の勘違いでまたこんなことがあるかもしれませんよ。ならいっそう付き合わないほうが…」
(ぴきっ)今度は黄瀬から何かが切れる音がした。黒子を抱きしめる力を緩め、肩をつかみ正面から黒子の顔を見つめる。
「…黒子っちは別れたいんすか。」
黄瀬が今にも怒り出しそうなでもいまにも泣き出しそうな顔で黒子を見ている。
「なわけないです。」
強い口調で黄瀬を半ば睨みつけながら黒子は言った。
「好きです。黒子っち…俺のひだまりになってくれませんか?」
黄瀬が黒子の手を自分の胸に当てる。
「分かるっスかドキドキしてるのが…足だってがくがくしてるんすよ。黒子っちを思う気持ちは演技なんかじゃない」
(鼓動が速い…黄瀬君でもこんな風になることがあるんですね…)
黒子は黄瀬に寄り添うように黄瀬の胸に顔をうずめて小さくつぶやいた。
「…はい。僕も君のことが好きです。」
「!!黒子っち大好きっス!!」
「…声が大きいです。近所迷惑です。」
すっかりもとの黒子の口調に戻っていた。黄瀬は満面の笑顔で、黒子を見ている。
(むしろ君のほうが僕のひだまりです。いつも笑顔で僕を包み込んでくれる…特別な人です。)
「もう一度言ってくれたりは…「するわけないです」ひどっ」
黄瀬は思いっきり黒子を抱きしめた。
「いいっすよ。これから何回だって俺から伝えるっスから。」
「…がんばってください。」
「…黒子っち、顔見せてくださいっス。」
顔をうずめて動かそうとしない黒子を強引に離し、黄瀬は黒子の顔を見た。顔がほんのり桜色になっている。
(素直じゃないっスね~そこが可愛いところでもあるっすけど)
「その顔ほかの人に見せちゃダメっスよ?」
ぷいとそっぽを向く黒子。

 翌日、昨日と同じように黒子が帰ろうとしていたら、黄瀬がやってきた。
「黒子っちー☆」
「なんか黄瀬すげーうれしそうだな。」
「そりゃー火神っち。昨日黒子っち…ぐほっ」
黒子が黄瀬にイグナイトを放ったのだった。
「黄瀬君、少しは自重というものを覚えたらどうですか、行きましょう火神君。」
「いいのか?…まっいつもどおりに戻ったみたいで良かったな。」
「なんのことですが?」
「黒子っち~(泣)」
「あっ雪…」
(雪のように彼との仲も少しずつ積み重ねていきたいものですね)
粉雪が静かな夜空にきらめいていた。


◆あとがき
小説を日ごろ書かない&最近本を読んでいない、そもそも日本語が怪しいので気晴らしに読んでくださる程度でお願いします。これから精進しますので…途中から書いていてこれ黒子じゃないとか思い始めてました。性格とか難しいですね。■黄瀬君の「っス」っていう表記方法をキャラブックを見てはじめて知りました(-_-;)修正しました。

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